USJでは2008年から2010年
「スペシャルハロウィーンナイト」
2011年から「ハロウィーンホラーナイト」と
ハロウィーンを彩るイベントが開催されて
大人気になりました。
もちろん、海外からのお客様も多く、また
配信動画などでも知られることとなって
人気が高まりました。
海外の反応は、次のような声です。
「かっこいい!なんでアメリカではこの
ようなのをやってくれないの?」
「今始めて知ったが、これが自分がずっと
求めていたもの!」
「次の旅行先が決まった!ここに行って
みたい!」
「自分の地元にも似たようなのができたが
このようなすごさはない」
USJハロウィーンイベントは本場アメリカでも
あります。
では、「日本でのハロウィーン」にスポットを当てて
調べてみたいと思います。
ハロウィンに似た日本の風習があった!?詳しく解説
そもそもハロウィンはどのような行事なのか
解説します。
ハロウィンの語源は「All Hallow’s Even」
諸聖人の日の前夜という意味です。
諸聖人の日は11月1日。
古代ケルト人は一年の始まりが11月1日
前日の10月31日この日に農作物の収穫祭を
行っていました。
1年の終わりのこの日に死者がこの世に蘇ると
信じられていました。
そしてこの死者たちは子供のいる家庭訪れて
悪さをすると言われていたので農作物の
収穫をお祝いするだけではなく、悪い悪霊と
なった死者たちを追放する意味の祭りをして
いたのです。
これが本来のハロウィンの起源です。
ハロウィンイベントの仮装の元々の意味合いは
一種の魔除けだと思えばわかりやすいですね。
日本にもこのハロウィンににた風習がある
ところがありますので、見て行きましょう。
■ お盆
ご先祖様が戻ってくる日として日本のお盆は
大切にされています。
西洋でのハロウィンも死者が蘇ってくるという
意味を持っています。
ただ、ハロウィンの場合は死者が蘇るの中に
「悪霊が悪さをしないように」というような
内容が含まれるので、意味や心構えなどは
まったく違います。
■ お月見どろぼう
ハロウィンといえば「Trick or Treat!」と
子供達が家をまわってお菓子をねだるという
のが有名です。
中秋の名月に飾られているお供え物(お団子など)を
子供達が盗む(実際はもらう)風習です。
子供達は月の使者という風に考えられて
きたので、盗まれることが縁起が良く
豊作になると言われていました。
「お月見どろぼうでーす!」「お月見
くださーい!」と声をかけて、各家を
まわります。
■ 十日夜(とおかんや)
子供達が固く束ねたわらを持って、力いっぱい
地面をたたいて各家の庭先をまわるという
行事です。
わらで地面を叩くのは農作物の敵の害獣害虫を
駆除して五穀豊穣を祈願する意味があります。
■ 稲荷万年講(いなりまんねんこう)
江戸時代から続く行事で、日本版ハロウィンと
言われているものがあります。
稲荷小社の祭です、男の子がキツネのお面を
つけて太鼓の音と共に各家をまわり、そこで
お小遣などをもらいます。
ハロウィン的に日本の行事とは?具体的なものとその歴史
日本では1970年代にハロウィンの
関連商品が出回るようになりました。
外国にならって地域で子供達が家をまわる
イベントを企画しているところはありますが
広く浸透はしていません。
それよりも「仮装」がうかびませんか?
私の記憶では初めはオバケ、魔女、カボチャ
(ジャックオーランタン)など、ハロウィンを
イメージする仮装のイベントだったように
思います。
現在では、ハロウィンにまったく関係のない
コスプレも増えて、コスプレのイベントに
なっていますね。
日本ではまったく宗教色のない、別物の
ハロウィンのイベントになっています。
まとめ
USJのハロウィンイベントは毎年大盛況です。
2011年からのハロウィンイベントは普段
ストレスのたまっている大人の女性を
ターゲットに企画されたそうです。
たくさん現れたゾンビ達に大声を出してすっきり
してもらおう!ということですね。
海外の宗教的、また豊作を祈るお祭りとは違って
日本は独自に仮装の大イベントとなりました。
クリスマスもですが、日本はそのままの行事で
はなく、独自に変化させて楽しんでしまう
ようです。